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定年

宝珠克己

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昔々のお話ですが、私、学校を卒業してから東京でとある証券会社に勤めてました。

父が大病を患い退職を余儀なくされましたが、今から思ってもかなりハードな職場でした。

朝、寮を5時半過ぎに出て、会社に7時ごろ入り、終わるのは夜の8時か9時。

数字に追われる毎日で、目標に達せなかったら上司から厳しい詰めが待ってました。

その頃、同じ支店で苦楽を共にした同僚にSというのがいます。

昨日東京からお店に遊びに来てくれたので、閉店後いっしょに飲みに行きました。

入社した証券会社は金融再編成の波で、合併を繰り返し、今では入ったころと名前も規模もずいぶん変わりましたが、大きくなった分リストラも厳しかったようで、新聞をにぎわしたこともありました。

その再編やリストラの荒波をかいくぐって、彼は36年間勤め、今年定年を迎えます。

36年のうちには、きっといろんなことがあったでしょうが、生き馬の目を抜くような世界で生き抜いただけでもすごいことです。

自営業者は定年がないので還暦は単なる通過点。実感がありませんでしたが、同期入社の友人が定年となると自分だったらどうだったろうと置き換えて考えてしまいますね。

「たられば」はないので、今を精一杯生きるだけなんですが。








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Posted by宝珠克己